表面加工

紙製什器に使われる素材は厚紙と段ボールの2つに大別できます。段ボールに直接印刷すると段目が見えたりするので、見た目を重視する場合は厚紙に印刷してから段ボールと合紙することで強度を持たせることができます。厚紙を2,3枚重ねて合紙することもあります。

プレスコート
樹脂を熱によって硬化させるタイプの表面加工です。

ニス加工
プレスコートと同じく樹脂を熱によって硬化させます。

PP加工
印刷面にフィルムを貼りつけることで光沢を出し、強度をアップします。

表面加工の強度と特徴

紙製什器の印刷面の強度を上げる表面加工ですが、それぞれマットな質感を出すタイプと光沢を出すタイプがあります。マットなものは「マットニス」「マットPP」と呼ばれることが多く、光沢があるものについては「ニス」「プレスコート」「PP」のようにそのままの呼称で呼ばれることが多いようです。 また、表面加工はそれぞれ強度があり、プレスコート→ニス→PPの順で表面の耐摩耗性が強くなります。印刷面でベタの面積が多い場合などは輸送中の擦れによる色移りなどが発生する可能性がありますのでご注意ください。

表面加工の強度